- 監督 スティーヴ・マックイーン
- 出演 マイケル・ファスベンダー、キャリー・マリガン、ジェームズ・バッジ・デール
生まれながら自己受容できる環境にいた同性愛者というのは少ない
抑圧してきた性的パッションと男性の本能も絡み合い、ゲイ社会・
もしかしたら、異性愛の様な婚姻制度、
幼少期に親からの正常な愛の庇護にいないと、
依存者は依存対象に没入してる時だけ、自己受容できる。
映画『シェイム』
主人公は大企業に勤めるエリートサラリーマン。
ちなみに彼は異性愛者だ。
一見すると成功をおさめたやり手のプレイボーイ。
そんな彼の生活の元に妹が舞い込んでくる。彼女は兄の上司にも色目を使う恋愛依存症だった。
そして等身大の彼に好意を抱く女性の想いに向き合えず、
愛と性の分離を描いた胸痛むシーンである。
ラスト。妹と慟哭する主人公。
兄妹を苦しめている過去の刻印が何だったのかの描写はない。
だが、2人の寄り添う姿は、決定的な愛の不在を物語っている。